2019年 02月 25日
全紙の効用 |
夕張スキーの帰りに
スキー板を置きに木野スタジオへ寄る
寄ったついでに四つ切り画用紙を分けて貰う
せっかく白百合をまた 1本買ったのに
もうドローイング用紙が無かった
全紙を持って行ったら?
と言われるが
全紙を描くイーゼルが無いと答えたら
翌日 全紙と画板 イーゼルを
アシスタント翠ちゃんが届けてくれた
アシスタント翠ちゃんは
全紙で素晴らしい花ドローイングをして
展覧会に出展
両方ともに完売
一枚は母屋の玄関に飾ってある
全紙に描くと気持ち良いですよ
と気を使ってくれた
それに応えようと
昨夕 白百合を全紙に描く
白百合の豊かな曲線を追っていると
心がプルプルと震える
嗚呼! 全紙の醍醐味だなぁ
と感激する
作品として発表はしないだろうが
アーティストになって良かった
と心から思う
心が震える様な行為
その結果としての作品が発表出来ない物
そんな物が溜まって行き
それらに埋もれて制作して行く
有名にならなくても
作品が飛ぶように売れなくても
幸福な人生だった
とアーティストとして言えるのだと思う
この年齢まで生きていて良かった
やっと技術の向上の様な事柄から
抜けられたのだろう
by ricabando
| 2019-02-25 16:24
| Art
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