2018年 03月 06日
PIGMENT 絹本彩色講習会 |
優さんと22歳娘を帯広へ先に帰し
東京へ居残った理由がこの講習会
知っておけば作品に幅が出るかも?と受講
題材が京都の椿
インストラクターが描いた椿の模写や
椿題材のデザイン画的古画の模写
実際の花を見ずに描くのは
私には難しい
インストラクターが撮った写真を出してもらい
想像力を駆使して下書きを描いたが
講習会の本命はそこにはないので
どんな出来でも構わないという気持ちで描く
下書きは何十回も描き
その都度線を洗練させて行く
日本画というのは特殊な絵画だと思う
輪郭線を描かないのが
ルネッサンス以降の西洋絵画なら
輪郭線を洗練させる事で空間を創り出す
デザインに近い手法
勿論 現代日本画は西洋画に負けない描き方を
追求しているので全く別物
古典的日本画の手法
日本画の原点である絹本
掛け軸に仕立てる作品は巻くのが基本なので
絵の具を盛り上げると割れ剥がれる
そんな必然から確立された画法
今回一番勉強になったのは筆の扱い
大は小を兼ねる
太筆にたっぷりと絵の具を含ませ
立てて描く事で凡ゆる線を引く事が出来る
絵の具をたっぷり含ませた筆は
丸めたティッシュに筆の根元を当て
水分を吸わせると筆が締まり
描きやすくなるとの事
究極のテクニック伝授
私は今まで平筆が扱い易くて
大小揃えて使っていた
他にはしなりの良い極細白狐を
日本画友人から頂いて使っているくらい
普通の筆は種類が多く何を選んだら良いか
分からない事もあり手を出せずにいた
今回勧められた筆で
立てて描く練習をしてみる事にする
by ricabando
| 2018-03-06 22:18
| Art
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