2012年 10月 06日
Lithograph stones |
ドイツの中古石版用石を扱っている業者に
サイズ指定で石を探している旨を伝えたら、石の画像を送って来た。
候補の画像7枚。
この中から3枚を選ぶ。
簡単に落第は、#2141、#2149、#2145の3点
黒染み、灰色と指定したのに白い石なので、落第。
欲しいのは、#2177、#2112、#2103の3点となりそうです。
#2146は、良さそうなのですが、黄色い石の可能性があり、
白い小花の様な斑点が見えます。こういう石が一番柔らかくて、怪しいのです。
そのうえ、2枚の石を張り合わせてあるのが確認出来ます。
選んだ3枚は、張り合わせのなさそうな一枚石です。
欲しいのは、灰色の硬い石、密度が高くて、
#5の固いクレヨンでも美しい線が描け、
油分の吸収度が低いので、油分の残り影、ゴーストが出にくく、
新しく描いた作品に過去の画像の影響が出にくい、扱いやすいのです。
でも実際に見て触れる訳ではないので、選ぶのは非常に難しい。
賭みたいな事です。
一番信用出来る判断は、サイドの立ち上がり部分の色を確認するのが一番。
画像では、カメラや光の状態で色の確認は難しい。
サイドの色の方が確実にその石の色を見せてくれます。
他には、Hair Line と呼ばれるミネラルの線や、皹等があるのを確認します。
ああ、運が良ければ良いなあ!と願います。
by ricabando
| 2012-10-06 11:10
| Art
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